SOFT DOUBLE BREASTED JACKET

【ブランド・商品名】

LEMAIRE / ルメール

ソフトダブルブレストジャケット トロピカルポリウール

【商品詳細】

ルメールの世界観、クリエーションの真髄がこのジャケットに込められているように感じる。

オフィシャルのキャプションには「この作品は、衣服を解体し、伝統的な仕立ての世界をより柔軟な解釈で再構築したいという願望の一部である。」とある。

テーラードジャケットでありながら従来のそれとは違い、かといって正統性はしっかり保たれているように感じられるという、まさにルメールならではの一着であると思う。

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秋冬シーズンに提案されているモデルであるが、生地の組織はトロピカルなので軽やかさがあり、結果通年着られるようになっている。

テーラードの世界は明確に春夏と秋冬に別れているものが多く、日本でいう合物的な概念は基本的にはないのだが、このジャケットは合物であるといえる。

まずは仕立てだけでなく、概念的な部分でも柔軟性が取り入れられているのだ。

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仕立てはソフトなコンストラクションであるが、芯地は用いられている。

芯地と言えるか怪しいところではあるが、全体的な柔らかさを損なわずに綺麗なラインが出るように用いられており、着心地は実に柔らかく軽やかになっている。

イタリアメイドということもあり、サルトリアのテクニックが上手く用いられ、コンテンポラリーなジャケットを美しく作り上げている。

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ダブルブレストではあるが、1ボタンになっており、通常飾りでつけられるところにボタンがないのもこのジャケットの特徴である。

よりミニマルな見え方になっているが、シルエットがややたっぷりとしており、且つスリーブもやや幅広ということもあり、ボタンを開けた時にとても綺麗なラインが生まれるのである。

ラペルの落ち具合も絶妙で、カーディガンの様に着てしまいたくなる気軽さがあり、このムードもルメールが計算してジャケットを再構築している部分ではないだろうか。

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ボタンを留めると一転してクラシカルなムードが漂ってくる。

ボタン位置は低く、ノーベントであるため、腰回りは開けていた時とは真逆のフィット感を強く感じるわけだが、不思議と窮屈に思うことがなく、こういうものだな・・・という気持ちになる。

それは肩から胸あたりの仕立てがしなやかだからこその着用感であり、丁寧に、きっちりと仕立てられた上質なジャケットであることを意味している。

デザインとテクニックがここまで美しく融合しているジャケットにはなかなかお目にかかれないのではないかと思う。

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モデル：174cm 73kg　着用サイズ：46

【サイズ】

単位 (cm)

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