ウールシャンブレージャケット

【ブランド】

YLÈVE / イレーヴ

【商品詳細】

ネイビージャケットは何着あっても困らない。

むしろ、ネイビージャケットは気がつけば何着も買ってしまっている、そういう人も多いはずで、私自身もその一人。

そのどれもが似ているようで少しずつ違う。少しずつ違うジャケットがクローゼットに並び、気分によって生地やシルエット、ディテールの変化を楽しむのが大人の嗜みなのかもしれない。

特に好みやスタイルが固まってくる40代を超えてくると、この傾向は強くなるように思う。

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イレーヴのジャケットは中庸である。

あまりにも特徴がない・・・ことはないが、強く香りを漂わせることが意図的に避けられている。

いわゆるファッションとしてのエッジが効いていないのである。もちろん長所として言っている。

ジャケットのデザインはわかりやすいところで肩、ラペル幅、開き、ウエストのシェイプを含むシルエットに現れる。

ナチュラルショルダーなのかパッド入りなのかコンケープドなのか、ナローラペルなのかワイドラペルなのか、ノッチかピークか、ゴージラインは高いのか低いのか、シルエットはゆるいのか細いのか。

他にも要素はもちろんたくさんあるが、縫製のクオリティやテクニックを除くと多くの場合比較されるのが上記であろう。

そう考えるとイレーヴのジャケットは全てが普通なのである。全体を注意深くベーシックに整えることで、逆に特徴を持たせた他のジャケットとの違いが生まれている。

この引き算の美学こそイレーヴのコレクションに共通するマインドであると思う。

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強撚糸を用いているのだが、時間をかけて織り上げることで柔らかに仕上がっている。

通常強撚ウールはハリが強く現れることが特徴になるが、この生地は控えめで柔らかさを感じさせる。シャキッとしつつしなやか、この表現が適正なように思う。

なので、ネイビーの発色にも艶やかさがあり、それでいてドライな風味もキープされている。

シャンブレーということでやや散らつきのある見え方になっており、ここが唯一差別化されているところかもしれない。

モデル：174cm 73kg　着用サイズ：4

【サイズ】

※単位はcmです

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