Maison Margiela
ELBOW PATCH WOOL SWEATER
ELBOW PATCH WOOL SWEATER
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【ブランド・商品名】
Maison Margiela / メゾン マルジェラ
エルボーパッチセーター
【商品詳細】
Maison Margielaで毎度よく見かけるニットといえばこのエルボーパッチタイプだろうか。
デザイナーズブランドのコレクションにおいて、“定番”といえるアイテムが存在するのは素晴らしいことだと思う。
ブランドに歴史があるということの証左になるし、移り行くトレンドやデザインに左右されない、揺るぎない軸があるということの証明になる。
デザイナーズブランドのコレクションでは、こういった定番はあまり目立つところには置かれない。
だが、静かに陳列されているだけで吸い寄せられてしまう魅力がある。
売れ続けているものだけが持つ、オーラのような何かが漂っているのである。
・
エルボーパッチのニットにはいくつかのバリエーションがあり、こちらは最もベーシックなデザインと言えるクルーネックタイプである。
最もシンプル、最も普通。デザイン的には。
やや起毛感のあるハイゲージニット。
ウール100%。
シルエットは、今の感覚ではちょっと普通ではないかもしれない。
比較的スリムなフィッティングで、良く言えばクラシック、悪く言えば古臭い。
だが、このニットとしてはそれで良い、それが良いように思えてしまう。
“ヘリテージ”
定番こそ進化するもの。
時代にアジャストし、少しずつ形を変えながら受け継がれているもの。
今の感覚で定番を考えると、手を加えない、マイナーアップデートしないものは必ず淘汰されていく。
このニットはそんな事実に真っ向から立ち向かう・・・というより、それさえも意識しないところにあるのかもしれない。
ただMaison Margielaの定番ニットとして存在する、それだけで良いと考えられているようにも思える。
・
“ファッション”をキーワードに考えると、時代に合わせて変化するというのは正しい。
だが、“スタイル”を軸に考えると、変えないことが良しとされる場合もある。
洋服を中心のファッションとして考えるか、それとも着る人を中心にスタイルとして考えるか。
前者の場合は魅力的に見えないニットかもしれない。
もちろん、「Maison Margielaのニットである」という価値は感じながらも、「今っぽくない」という感想になるだろう。
逆に後者の場合は、長く愛用できるニットになるはずだ。
何せ、ニット自体のデザインやシルエットは変わらないし、ある程度の年齢を重ねるとその人のスタイルの根本も変わらないから。
何を着ても似合う人というのは、自身のスタイルに合わせて洋服を選んでいるのである。
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このニットは自分自身のスタイルを見つめ直すきっかけになるかもしれない。
私自身、この今っぽくない、ややもすると古臭いニットを見ることでスタイルとファッションの距離感について考えることになった。
着る機会の多寡は抜きにして、必ずワードローブに備えておきたい一着だと思っている。
モデル:174cm 73kg 着用サイズ:M
(画像はチャコール調にも見えるダークなネイビーに写っていますが、実際はもう少し青みがあり、グレイッシュなトーンがかかった色合いになります)
【サイズ】
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着丈 | 裄丈 | 胸囲 | ウエスト |
S | 63 | 93.5 | 95 | 90 |
M | 65 | 94 | 99 | 94 |
単位 (cm)
商品番号 | 60252000005 |
モデル | S50HL0041M13098 |
販売価格 | ¥128,000 + tax |
シーズン | 秋 / 冬 |
素材 | ウール 100% 皮革部分:牛革 |
生産国 | ルーマニア |
付属品 | なし |
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