Artherアーサー トレンチコート

【ブランド】

HEUGN / ユーゲン

【商品詳細】

時代に媚びない男のためのコートである。

もちろん他のコートが時代に媚びていて、受けが狙われていると揶揄するような話ではない。

単に、このアーサーというトレンチコートが醸し出す雰囲気がそう感じさせるというだけである。

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トレンチコートにはロマンが詰まっている・・・というか、先人たちが映画を通しムードを醸成し、実際に身に纏うことでリアルを生み出し、ファッションとして成熟するよう次々に思いを詰め込み未来に繋いできた結晶である。

が、残念ながら、その系譜は今途切れかけていると言わざるを得ない。

本来のトレンチコート、もっと言うと塹壕コートとしてのデザインやディテールは今のスタイルには少しトゥーマッチなのだ。

もっともっとミリタリーなフィールドジャケットやフィッシュテールパーカが現役なのに、なぜトレンチの影が薄くなっているか？

私は前者はもっとわかりやすくミリタリーなのでギャップを楽しむことが出来、後者は比較的今のコートと程近いデザインだからだと考えている。

あえて強い表現にすると“中途半端”なのかもしれない。

しかし、ユーゲンのアーサーを見ると、繋いできた歴史は途切れておらず、今も磨き続けられているということがわかる。

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1940年代のUSミリタリートレンチからインスピレーションを得て制作されたアーサー。

少し大振りな上襟、セットインスリーブ、上までボタンを留めて着られるよう作り込まれたネックライン、優雅なAラインシルエットなどユーゲンらしいバランスに整えつつ、ルーツへのリスペクトを感じさせるデザイン。

エポーレットを省略しているところは着易さを重視したアレンジか。

そして、このデザインにしてタフな生地を用いないところにユーゲンならではの美学、エレガンスが込められている。

着用感がとても軽いのだ。そして歩く際のシルエットの動きも良い。

コートは歩き姿がとても重要だ。

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採用した生地はイタリアメーカーのハイカウントコットンポリエステルシャンブレー。

ハイカウント＝高密度に織られているということで、ハリコシの強さが特徴。加えて「軽さ」「薄さ」「艶感」にもこだわられており、とても美しいドレス顔にフィニッシュされている。

このデザインに合わせた“ドレス顔”の出し入れ、コントロールこそがユーゲンのアイテムに共通する特徴であり、ブランドが表現するクリエーションの要であると思う。

男の服装を美しく見せるためにはどんなにカジュアルなものであっても常にドレスへの意識が必要であり、ドレスの要素こそが佇まいの美しさを決定づけるものなのだから。

モデル：174cm 73kg　着用サイズ：2

【サイズ】

※単位はcmです

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