WOOL GABARDINE TROUSERS

【ブランド・商品名】

Maison Margiela / メゾン マルジェラ

ウールギャバジン2インプリーツ テーパードパンツ

【商品詳細】

Maison Margielaが提案するパンツとしてはかなりベーシックなデザインのウールパンツではないか。

全くの奇もてらわれていない、だからこそブランドの本質的な部分が表現されているような一本である。

・

Maison Margielaのコレクションを見る時に、私は特にパンツに注目している。

トップス・ジャケット・コート・ニット・シャツ・ブルゾン、沢山のカテゴリーのアイテムがあるが、パンツ、特にドレス系のウールパンツというものに強く惹かれている。

Maison Margielaのパンツには、ブランドが大切にしている“匿名性”というものが強く現れている様に感じるからだ。

もちろんシグニチャーとなる4ステッチは入れられるので、それを見ればMaison Margielaということはすぐに分かるのだが、トップスに比べて隠れることが多く、目に触れる機会が格段に少ない。

特徴的なデザインではなくシンプルな物を選ぶと、その匿名性はより強くなる。

Maison Margielaを選ぶ上で、パンツが持つ匿名性はSTORE Nにとってかなり重要だと考えている。

・

このパンツを見てみると、本当に普通である。

言い方を変えると普遍的でベーシックというところか。

ウエストは2インプリーツ、フレンチプリーツとも言うが、生地が外に広がるまろやかなラインになる、優雅なディテールである。

ヒップと渡りには適度なゆとりが設けられており、自然な落ち感が生まれるシルエットになっている。

裾幅はおよそ22cm。

太過ぎず細すぎず、自然なテーパードラインを描く・・・のだが、よく見ると裾がフィニッシュされておらず、Maison Margielaが好んで採用するディテールが顔をのぞかせる。

・

アンフィニッシュとも違う、正に「仕上げの最中」というデザインであるが、これが知る人ぞ知るディテールとして機能しているところがMaison Margielaならではではないか。

4本ステッチの強烈なアピールよりも、更に狭いコミュニティの中で表現できる匿名性がディテールで表現されており、それが成立しているところが素晴らしいと思うのである。

モデル：174cm 73kg　着用サイズ：46

【サイズ】

単位 (cm)

サイズガイドはこちら